2008-12-18

「ビクター: ウッドコーン・スピーカー」ブロガー・ミーティングに参加した

予告通り、「ビクター: ウッドコーン・スピーカー」ブロガー・ミーティングに参加した。
イベントの開始時間は 19:30。終了時間は 21:30。内訳は以下の通り。だいたい各 30 分ずつ。
  1. JVC のブランディングについて
  2. 録音エンジニアのお話
  3. ウッドコーン・スピーカー開発者のお話
  4. 懇親会・フリータイム
最初の 2 つの講演は、専門用語が多くてよく分からなかった。ただ一つ、「マスターテープの持つ音質感を伝えたい」という言葉が記億に残っている。ここで言うマスターテープは、CD の大量生産に入る時に使う一番元になってる音源のこと。「レコーディングした音源」と「マスターテープ」は同じじゃなくて、「トラックダウン」や「マスタリング」という処理が間に入るとのこと。
最後の講演は、比較的専門用語も少なく理解しやすかった。内容は、お土産でくれた小冊子にあることを膨らませたもの。この小冊子は Victor のウェブサイトでも読める。冊子に出てこないエピソードがいくつかあって、それが面白かった。
覚えてる限りで挙げてみませう。
  • 木を柔らかくするのに、今は日本酒を使っているが、他のお酒も試した。その中でしょうこう酒は日本酒と同様の効果を得たが、木が真っ黄色になってしまった。
  • ルパン三世の五右衛門登場シーンで流れる「尺八」のような音。実は中川晶三氏のフルートの音。
  • 車載用のウッドコーン・スピーカーもあった (今は海外向けのみ?)
  • アンプを振動させると音が変わる。原因の一つは、振動でコンデンサーの容量が変わってしまうこと。
それから、講演の合い間にウッドコーン・スピーカーの音を聞かせてもらった。これが講演の内容を補完する形になっていて、構成力の高さを感じた。ただ講演の中でかかった曲は「音」を聴かせてくれるものだった。「音楽」として楽しくなる前に CD が止められたので、少しフラストレーション (でもお土産で、全曲を収録したサンプル CD をもらっちゃった ;) 家でゆっくり聴くよ!)。
最後の 30 分は、懇親会とフリー・タイム。軽食を頂きながら、ウッドコーン・スピーカーの音を聴いた。CD を持って来てたら自由にかけていいというので、ぼくは 2 枚かけた。ぼく以外だと CD を持って来てたのは、いしたにさんだけだったやうに思う (グレン・グールドのゴルトベルク変奏曲をかけてたなぁ)。聴き始めると時間はあっという間に過ぎてしまう。食事して、開発者の方と話しして、周りのブロガーと挨拶して、そして音楽を聞く。正直、最後の時間が 30 分しかないといふのは少なかった。倍は欲しかったなぁ。
ウッドコーン・スピーカーの音については、次のエントリーで。

2008-12-15

"大人のオーディオ"「ビクター:ウッドコーン・スピーカー」ブロガーミーティングに参加する

AMN 主催の「ビクター: ウッドコーン・スピーカー」ブロガー・ミーティングに明日参加する。

  • 日時: 2008-12-16 19:30-21:30
  • 場所: ビクタービル地下スタジオ
  • 協賛: 日本ビクター株式会社

ウッドコーン・スピーカーは、スピーカーの振動板に「木」を使っている。普通、振動板には紙やシルクを使うので。これはかなり珍しい。

今回紹介されるのは、EX-AR3 というモデル。価格.com で見ると最安値が 57,478 円。ミニ・コンポとしては高すぎず、安すぎず。音にこだわる価格帯の製品としては普通のお値段。「ウッドコーン」なんて大層なものを使っているから、ハイエンドなスピーカーなのかと思っていたけど、そうじゃないらしい。

どんな音がするのか気になるけれど、この価格帯の製品って、家電量販店じゃあミニ・コンポ売り場に置かれてる。あそこって五月蝿くてしょうがないから、ゆっくり音楽を聞けない。なので、かういふイベントがあると助かる。楽しみ。

Blogger ユーザー大阪オフ開催のお知らせ

此の儀、内容に合わせて言葉改め致す。

第 3 回 Blogger ユーザー・オフ会を開きます。概略は以下の通りです。皆さん、ふるってご参加下さい。

  • 参加条件: Blogger でブログを開設していること
  • 日時: 2009-01-10 (土) お昼
  • 場所: 大阪市内のどこか
  • 定員: 決めてません。10 人位い集まればいい方かしらん。
  • 費用: 5000 円位い

主旨は、前回と同じです。

美味しいものを食べながら、Blogger の話やら Google の話やら、コンピューターの話やら趣味の話やら、本やら音楽やら料理の話やらを楽しくおしゃべりできればと思います。普段、ネット上でしか知り合えない人達と会って、親睦を深められれば嬉しいです。

clmemo@aka: Blogger ユーザー京都オフをやりたいな より引用

Blogger ユーザー・オフ会について

Blogger ユーザー・オフ会は、第一回が 2007 年 2 月に京都で開かれました。第二回は 2007 年 7 月に東京で開かれました。京都オフの参加人数は 4 人で、東京オフが 8 人でした。参加者は毎回違っていて (開催場所が違うせいでしょうが... ^^;)、京都オフではカメラの話が盛り上がり、東京オフでは「ブログのなれそめ」に皆さん興味を持っておられました。

今回で、Blogger ユーザー・オフ会も三回目を数えます。本当は 2008 年中に開きたかったのですが、私の財布事情が厳しく、開くことができませんでした。実は今も財布の中はスッカラカンなのですが、たまたま京都に出かける用事が出来たので、それにかこつけて大阪オフを開こうと思った次第です。

京都オフの参加者、京都オフに日程が合わずに参加できなかった方々、京都オフそのものの存在を知らなかった人達と会えればと思っています。

オフ会参加について

  • 参加表明: コメント欄にどうぞ
  • 連絡事項: Google Groups にて行ないます

オフ会参加に興味のある方は、当記事のコメント欄に書き込んで下さると助かります。これは私のためじゃなくて、この記事を読んでいる他の読者 (もしくはオフ会参加者予備軍) のためです。「○○さんが行くなら、私も行こう」と決められる方がいらっしゃると思うので。

今後の連絡事項は、Google Groups 内で行ないます。参加希望者は、どうぞグループに御参加下さい。

このグループは招待制で、グループの参加者のみ閲覧・書き込み可となっております。非参加者に、書き込みが読まれることはありません。具体的な参加手順は次の通りです。

  1. Google アカウントで Google Groups にログイン
  2. 「メンバーに申し込む」をクリック
  3. 「参加」画面で「貴方の Blogger のサイト URL」をご記入下さい
  4. 「このグループへ申し込む」ボタンをクリック
  5. 折り返し招待のメールを差し上げます

皆様のご参加をお待しております。

2008-12-11

Touch Diamond と NAVITIME

Touch Diamond には、乗り換え検索アプリとして「NAVITIME」のアプリがプリ・インストールされている。これがまた、タッチパネルから操作するのにとんでもなく使い勝手が悪い。

ところが、タッチパネルを使わずに操作すると快適に使えるやうになる。ポイントは二つ。

  • 十字キー。。。タブの移動がスムーズに行なえる。
  • 丸ボタンの回りを時計回りになぞる。。。拡大に使われるキー操作のはずだけど、NAVITIME では「次のリンクへの移動」に機能が割り当てられている。NAVITME の検索結果ページにはリンクが多いので、何気にスムーズな画面スクロール機能として働く。

あとがき

ぼくは最初、Touch Diamond が iPhone のやうに「タッチパネル」だけで操作できないことにイラだちを持っていた。でも、NAVITIME のやうに、タッチパネルに特化しないアプリが「存在してしまう」。これは OS を Windows Mobile にする以上、避けては通れない「文化」なのかもしれない。Touch Diamond でハードウェア・キーが (iPhone より) 大きな位置を占めているのは、この「文化」とつきあっていくための方策なのかもしれない。

Touch Diamond の十字キー

Touch Diamond はタッチパネルを搭載したスマートフォン。頭の中で、iPhone の対抗馬というイメージがあったせいで、Touch Diamond に「十字キー」が存在することに気づかなかった。説明書を読んで気がついた次第。

十字キー

Touch Diamond の十字キーは、真ん中の丸ボタンの四方にある。キーの間に切れ目がないので、一見そうとは気づきづらい (Mac 使いには、Mighty Mouse に似ていると言えば通じるかしらん)。よく見れば、確かに丸ボタンに上下左右には、小さな矢印が付いている。飾りだと思ってたよ orz。

Touch Diamond の中には、タッチパネルの効きの悪いソフトがある。一番困ったのが「NAVITIME」。少しスクロールするだけなのに、渾身の力を込めてスクロール・バーをドラッグした (ちゃんと使い方当ってたのかな? ^^;)。

これが、十字キーを使い出すと快適に動き出す。むしろ、NAVITIME はタッチパネルという概念を理解せずにアプリを作ったんじゃないかと疑いたくなる。それ程に、操作感が段違い。

Touch Diamond のアプリの中には、十字キーに頼るインターフェースのアプリが存在する。このことを覚えておくと、(特に iPhone ユーザーは) Touch Diamond が使いやすくなるはず。

Touch Diamond で同じ母音の文字を連続入力する方法

前書き

今日で、Touch Diamond のモニター期間が終わる。今夜の第二回 Touch Diamond ブロガー・ミーティングで、借りた機器を返却すればおしまい。

せっかくモニター機として借りられたけれど、使いこなす域には達しなかった。基本的な操作で、「これ、どうやるんだろ」と悩むことが多かった。そのせいで、表面的な使い方しか出来なかった。残念。

今夜のブロガー・ミーティングでは、「使ってみて、どうでした?」って質問が来るんでせう。だったら逆に、「この使い方が分からなかった」と質問し返そう。なんてグッド・アイデア!

でも、説明書に書いてあることを聞いたら恥だよね。少し説明書をおさらいしておこう。。。

と、考えたのがブロガー・ミーティングに行く途中の電車の中。

読み出したら、出るわ、出るわ。知らなかった Touch Diamond の機能が。実力が。

気づけば、3 エントリー分ネタが集まった。

まずは一本目。

「10 キー」入力で同じ母音の文字を連続入力する方法

Touch Diamond の日本語入力は、「10 キ」入力。巷の携帯電話と同じ。

これで、同じ母音の文字を連続入力する方法が分からなくて困った。「同じ母音の文字」ってのは、「あい」とか「あおやま」とか、そういふの。

例えば「あい」と入力する時、携帯電話だと「あ」を入力した後すこし時間を置くと次の「い」を続けて入力できた。もしくは「あ」を入力した後、「あ」のキーを長押ししてると、次の「い」を続けて入力できた。

ところが、Touch Diamond は、どっちの方法もダメだった。途方にくれた。

戻るキー長押し

Touch Diamond で上記のやうなことをする場合、「戻る」キー (左回りの矢印) を長押しする。

次のキーを押してもよくなると、Touch Diamond がわずかに「ブルッ」って震える (説明書には「一秒以上」と書いてあるけど、時間を数えるよりこの「ブルッ」を待つ方が分かりやすい)。

知らないと出来ないけれど、一度分かってしまうとスイスイ入力できるやうになる。特に、「次のキーを押してもいいタイミング」を震動で教えてくれるインターフェースは、使ってて気持ちいい。

Touch Diamond の FM 機能

Touch Diamond は (iPhone と違って) FM 受信機能をサポートしている。

これが少し面白いのだけど、FM 用のアンテナは Touch Diamond 本体の中に入っていない。外付けになっている。

Touch Diamond にはスピーカーが (電話だから当然) 付いているのだけど、イヤホン端子が付いていない。代わりに、イヤホン端子に変換するためのケーブル・コネクターが付属している。このケーブル・コネクターの中に「FM アンテナ」が入っている。

なので、Touch Diamond 単体では FM ラジオが聞けない。まぁ、Touch Diamond を iPod 代わりに使ってる人は良いんでせうね。ぼくはさういふ人間でないのでちと困る。Bluetooth で音を飛ばす場合に、イヤホン用ケーブル・コネクターを繋ぐのも滑稽に思う (そもそも Bluetooth と一緒に使えるのかしらん?)。家で FM ラジオ代わりに使う分には、問題ないかな。

ちなみに、今、Touch Diamond をコンポにつないで FM を聞いてる。ぼくは FM ラジオを持っていないので、久しぶりのラジオ。音は悪くない、と思うのだけど CM ばかりかかってるので音質はよく分からない。音楽番組のかかってる時間帯に試すべきだったかな。

Touch Diamond の拡大・縮小 UI

Touch Diamond には 2 種類の画面拡大の UI が用意されている。

一つ目は、画面をダブル・タップする方法。これは iPhone でもお馴染み。誰でも使い易くて、分かり易い。ウェブ・ブラウザーなら段落の大きさに合わせて拡大してくれるし、他のアプリなら適当な拡大率で拡大が行なわれる。

二つ目が変わっていて面白い。タッチパネルの上で、指を円弧の形に動かす。右回りの円を描くと拡大。左回りの円を描くと縮小。円をクルクル描くと、指を動かした分だけ、どんどんと拡大されていく。円の中心が拡大の中心。

この方式のメリットは、片手で操作できること。iPhone のピンチ・アウトは、両方が必要なのでその分優れている。

デメリットは、2 つ。1 つ目は画面の端を拡大するのが難しいこと。円を描きづらいのね。2 つ目は、拡大が始まるまでにタイムラグがあること。これは仕方がない。というのも、タッチパネルで行なう操作は「拡大」だけじゃないから。画面をなぞって、スクロールさせる場合もある。スクロール操作は「直線」の動き、拡大操作は「円」の動き。でも、ある程度の距離がないとユーザーの操作が「直線」か「円」かを判断することができない。だから、その判断が出来るまでの間、拡大操作は行なわれない。

2 つ目のデメリットに対して、Touch Diamond は対策を用意している。タッチパネルの下についてる「丸」ボタンがそれ。丸ボタンの周りを円弧になぞると、拡大・縮小が出来る。こちらは、「直線」の操作が存在しないので、Touch Diamond は「円」の操作が行なわれたと認識してくれる。だから、拡大・縮小の始まりにタイムラグがない。拡大し過ぎた、縮小しすぎた、ということが起こりにくい。

ただ、このインターフェースはもう少し改善できるんじゃないかと思う。「円」を描く前にワン・アクション入れるたら、タイムラグをなくせるんじゃないかしらん。例えば、トリプル・タップしたら、その場所に「十字」アイコンでも立てて拡大・縮小モードに入り、十字の回りをなぞると拡大・縮小するとかね。

Touch Diamond X04HT の AC アダプター

Touch Diamond X04HT (Softbank) の AC アダプターのお話。もしかしたら、他のキャリアの AC アダプターは、別物かもしれないので、あくまで Softbank の X04HT でのおはなし (X04HT は、今、ぼくがモニター製品で借りている機種)。

一言で言うと、デカイ。

サイズは、78 x 41 x 22 (mm) といったところ。

iPhone の AC アダプタとサイズ比較をしてみた。上の黒いのが Touch Diamond の AC アダプタ。下の白いのが iPhone の AC アダプタ。ついでに Touch Diamond と iPhone 本体も一緒に撮影した。左が Touch Diamond で、右が iPhone。

どうです。iPhone の AC アダプタがコンパクトなのに比べて、何と大きいこと! Touch Diamond を一回り小さくした程の大きさがある。

AC アダプタが大きいと何が困るって、他のコンセント口を塞いでしまうこと。写真を見て分かる通り、片側 (写真では上側) のコンセント口が完全に塞がれている。写真にあるタイプのテーブル・タップだと、3 口位いは口を塞いでしまう。

また、もう一方 (写真では下側) の方も、微妙にコンセント口を塞いでしまう。iPhone の AC アダプタを、Touch Diamond のそれと隣合わせでコンセントに挿さなかったのは、Touch Diamond の AC アダプタが iPhone 側に少し張り出していて、iPhone の AC アダプタがすぐ隣に挿せなかったため。これは、iPhone の AC アダプタが少し小太りなのとは関係ない。どの AC アダプタでもダメだと思う。

対策

一口の電源延長コードを使ってみた。これなら、他の口を塞ぐことはない。

かういふ電源延長コードを買おうとすると、つい 2 口、3 口のものを買いたくなってしまう。でも、それって大きな AC アダプタと一緒に使うとまた口が隠れてしまう。ここはグッと我慢して、1 口の短い延長コードでいいんじゃないかな? 上手くすれば、100 円ショップで見つかるかも。Amazon なら 200〜400 円位いで見つかる。

サンワサプライ 電源延長ケーブル TAP-B16

2008-12-10

感圧式と静電式 その 2

の続き。

前のエントリーで、ぼくは「感圧式より静電式のタッチパネルを好む」と書いた。Touch Diamond を約半月使って、今もその印象に変わりはない。けれど、ぼくが静電式を好むやうに、感圧式を好む人がブロガー・ミーティングでいた。この事実は書いておかないと、片手落ちな気がしてきた。そう、半分以上の人達が感圧式の方いいと言っていた。ちょっと、(静電式好きな) ぼくにはショックだった。

どんな人が感圧式を好むのか?

感圧式の使い勝手がいいと言っていた人は、2 種類いたやうに思う。

一つ目は、iPhone を持っていない人。静電式のタッチパネルを触ったことがない人達。かういふ人達に、iPhone と Touch Diamond を両方触らせると、Touch Diamond の方が良い、という声が多かった。

前のエントリーで、「静電式から感圧式への移行はストレスが大きく、その逆はストレスが小さい」と書いたけど、「普通の携帯電話から感圧式への移行の方が、静電式への移行よりもストレスが小さい」のかもしれない。

二つ目は、爪が長い人。つまり、静電式タッチパネルと体的に相性が悪い人。特に女性に、iPhone の静電式を好まない人が多かった。

どっちがいいんだろ?

実際に手に取って比べるのが一番だと思う。タッチパネル部分は、スマートフォン部分で一番人がよく触る部分。だから、もしタッチパネルに不満があると、スマートフォン自体が楽しくなくなる気がする。代替のアプリなんか探せば見つかるけど、タッチパネルは代替が効かないからね。

これはぼくの個人的な印象だけど、両者を比べる時は、次の点を注意するといいと思う。

  • 日本語入力。。。メールを書くにも、ウェブ検索するにも、基本となるのが日本語入力。タッチパネルの応反だけじゃなくて、日本語変換の良し悪し、スマートフォンのサイズにも気をかけてみませう。数字と英語と日本語の切り替えが楽かどうかもチェック。片手入力と両手入力は両方試しませう。あと、iPhone の場合は「フリック入力」でないと、激しく入力し難いので、一応前知識を入れてから比べませう。
  • ウェブ・ブラウジング。。。スマート・フォンで一番活躍するのがウェブ・ブラウザーだと思う。なので、ウェブ・ブラウジングがどれ位い快適に操作できるかを調べませう。ウェブ検索から、サイトへジャンプして、ページをスクロール。画面の拡大・縮小がスムーズにやれるかどうか。特に目的の場所を簡単に拡大できるか? ここら辺をチェック。

iPhone はハードとソフトの統一感で一歩先んじている。Touch Diamond はタッチパネルの調整具合で他の「感圧式」より優れている (とてもソフトなタッチでタッチパネルを操作できる。つまり、他の「感圧式」機器より力が要らない)。

最終的には、「静電式 VS 感圧式」という単純な構図じゃなくて、ハードウェアの長所・短所を活用・補完するソフトウェアのインターフェース、アプリの設計思想というレベルで、使い勝手が決定されると思う。

Touch Diamond 用携帯 bluetooth キーボード アールボード

Touch Diamond のアクセサリーを眺めてて、Bluetooth キーボードが存在することを知った。

リュウド アールボードフォーケイタイ2000BTII (Bluetooth HID) RBK-2000BTII

ネットで調べたスペックを挙げてみる。

  • 値段: 9800 円 (Amazon だと 8970 円)
  • Bluetooth HID プロファイル対応 (対応機種は SH-01A/SH906i, 各社 Windows Mobile スマートフォン)
  • 折りたたみ式
  • 外形 (収納時): 145 x 98.5 x 19.5 mm
  • 外形 (使用時): 285 x 98.5 x 14.5 mm
  • 重量: 180g (電池含まず)
  • キー・ピッチ: 横 18 mm, 縦 17.2 mm
  • キー・ストローク: 2.3 mm
  • キー配列: 65 キー英語配列 (RBK-2000BTII) / 日本語配列 (RBK-2100BTJ)
  • 電池: 単四乾電池 2 本

Touch Diamond で使いたい

Touch Diamond のキー入力方式は、5 つある。

  1. 10 キー入力
  2. ひらがな / カタカナ
  3. ローマ字 / かな
  4. 手書き検索
  5. 手書き入力

「手書き」方式は漢字が思い浮かばない時のための補助入力なので、常用の入力方式としては考えない。「ひらがな」や「ローマ字」入力は、Touch Diamon の画面にソフトウェア・キーボードが現れる。画面が小さいこともあって、指で入力するのは厳しい。付属のペンを使って、突っついて入力するんでせう。高速入力には向かない。

そういふわけで、Touch Diamond で常用する入力は「10 キー」入力になる。これは、iPhone のフリック入力ほどスマートではない。その代わり、タッチパネル上にボタンが現れるせいか、ボタン一つが大きく作られている。ぼくが前使っていた DoCoMo の SH902i より押しやすい。クリック感は SH902i ほどないけれど、反応は悪くない。これは、Touch Diamond が感圧式のタッチパネルを使っているからでせう。クリック感という意味では、iPhone より良い。

こんな Touch Diamond の入力方式だけど、結局のところ、入力インターフェースとしては携帯電話以上のものじゃない。大量の文章を入力すると、すぐ疲れてしまう (ぼくの頭と指が...。ちなみに iPhone のフリック入力でもすぐ疲れる)。つくづく携帯世代ではないのだと思い知らされる。こんなんじゃ、ブログの下書きなんて出来やしない。

でも、Bluetooth キーボードがあるなら、もう少しスマート・フォンを入力デバイスとして使えるんじゃないかと思う。スマート・フォンを入力デバイスのディスプレーとして活用する。そんな使い方もあるんじゃないかと思う。物欲が刺激される。ポメラとかじゃなくても、いいんじゃないかってね。

そんなことを、Touch Diamond をいじりながら考えてしまった。

2008-12-09

Emacs で Uniq

Emacs でソート (sort)」の続き。並べ換え (ソート) した後のテキストを、Uniq する。Uniq といふのは、上下で同じことが書いてあったら、その行を一つ (unique) にまとめてしまう Unix コマンド。

例えば、こんなテキスト

foo
foo
bar
huga
huga
huga

を uniq コマンドにかけると、かうなる。

foo
bar
huga

重複したテキストがなくなって、見易くなった。

今の例だと uniq の使い勝手は分からないでせう。uniq が力を発揮するのは、sort コマンドと組み合わせた時。大量のテキストを並べ換えたら、同じ行が現れた、なんて時に活躍する。

Emacs でどうやる?

Emacs には sort 用のコマンドはあるけど、uniq に相当するコマンドがない。そこでどうするかといふと、uniq コマンドを Emacs の中から呼び出してしまう。手順は以下の通り。M-| (shell-command-on-region) を、数引数付きで呼び出すのがポイント。

  1. uniq をかけたいテキストを領域で囲む
  2. C-u M-| (数引数付きで shell-command-on-region を呼び出す)
  3. uniq と入力する

ちょっとしたテキスト操作のために、Emacs から抜けたり、temporary ファイルを作る必要がない。オススメ。

YouTube の Embedded Video で開始時間を指定

YouTube の動画を貼り付ける時、「○○分の所からが見所です」と書くことがある。こんな時、ビデオの開始時間を指定できると素敵。ビデオを見る人は、すぐに目的のシーンから見始めることができる。(例: life@aka: TAXi のサントラを買いました)

Google Video はこの機能を持っているけれど、YouTube でも同じことができないかと調べてみたらやはりあった。

まず、YouTube からビデオを貼り付けるためのコードを取得する。そしたら、URL の末尾に「&start=開始時間(秒)」を追加する。これだけ。

例えば、開始 20 秒からが見所だったら「&start=20」と指定する。

ちなみに YouTube のビデオでは、URL が 2 か所ある。一つは param 要素の中 (value 属性)。もう一つは embed 要素の中 (src 属性)。両方に「&start=20」を追加しないといけない。お忘れなく。

最後にソース・コードのサンプルもお見せしませう。

<object width="425" height="344">
 <param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/i9KDTzVN2jM&hl=en&fs=1&start=47"></param>
 <param name="allowFullScreen" value="true"></param>
 <param name="allowscriptaccess" value="always"></param>
 <embed src="http://www.youtube.com/v/i9KDTzVN2jM&hl=en&fs=1&start=47" 
   type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true"
   width="425" height="344"></embed>
</object>

サンプルでは、47 秒から動画が始まる。で、こちらが実際のビデオ。

rel

ぼくの欲しいポメラ

chieplus@?diary さんが、「私の欲しいポメラ」ってのを書いてたので、便乗して書いちゃう。

ぼくの欲しいポメラ。

「エディターが Emacs であること」

これが、ぼくにとっての十分条件であり必要条件。色は付かなくっても困らない。文字数制限は困るなぁ。

メールは Mew、ウェブ・ブラウジングは Emacs-w3m。日本語入力には T-Code が使えないと話にならない (ぼくがポメラに手を出さない最大の理由は、T-Code が使えないから!)。ここら辺は、全部 EmacsLisp が動けば (一部外部プログラムを必要とするけれど)、何とかなる。ここが Emacs の素晴らしさ。

う〜ん、でも、こんなマニアックな製品は出ないでせうねぇ。

2008-12-05

Picasa Web Albums がプライベート・アルバムをサポート

Picasa Web Albums がプライベート・アルバム機能をサポートした。正式には「Google Account にサイン・インしないと見られませんよ」モード。アルバムごとに閲覧モードを設定できる。

設定方法は簡単。Picasa Web Albums でアルバムを開いて、アルバムのメニューから「Edit > Album properties」を選ぶ。すると、設定画面が現れるので、下の方にある「Visiblity for this album」で「Sign-in required to view」にチェックを入れる。

Picasa Web Albums - Private Album Settings

Unlisted

今までの Picasa Web Albums には、二種類の閲覧設定があった。

一つは、誰でも見られて、Picasa Web Albums で (他の人が) 検索することができる「Public」モード。Public モードにしておくと、Picasa Web Albums のマイ・ページのトップにそのアルバムが表示される。

もう一つは、Picasa Web Albums のマイ・ページのトップにアルバムを表示しなくする「Unlisted」モード。Unlisted モードにすると、Picasa Web Albums の検索機能で検索に引っかからなくなる。ただし、Unlisted (リスト表示されない) だけで、アルバムの URL が分かれば誰でもアクセスできることには変わりなかった。

Sign-in required to view

「Sign-in required to view」モードにすると、そのアルバムは、Google アカウントにログインしないと見ることが出来なくなる。また、アルバムの共有機能を使って閲覧者の制限をかけることが可能になる。

顔出し写真を含むアルバムや個人情報を含むアルバムを、Picasa Web Albums にアップする時重宝するでせう。より、プライバシーに気をかける人におススメ。

2008-12-03

Six Apart 5 周年記念イベントに参加した

昨日 (2008-12-02)、Six Apart 日本法人設立 5 周年記念イベント「Blog Past, Present & Feature」に参加した。

  • 日時: 2008-12-02 19:00-21:00
  • 場所: 明治記念館
  • 形式: 立食パーティー

シックス・アパート (Six Apart) は、ブログ専業メーカー。ブログ・ツール Movable Type の開発元。自社で TypePad や Vox というブログ・サービスをやっている他、ニフティーにココログを NTT にブログ人を提供している。

ぼくは、この Six Apart に 2005 年の 7/25 から 9/3 の間にインターンとして参加した。もう三年も前の話。今回、その縁で Six Apart 卒業生としてイベントに招待してもらった (ワーイ!)。

プログラムはこんな感じ。

  • 1900-1910 乾杯の挨拶
  • 1930-1950 Six Apart の 5 年を振り返るトークセッション
  • 2000-2040 欲しいが当たる! 大抽選会
  • 2050-2100 閉会の挨拶

ぶっちゃけ、プログラムなんかそっちのけで、色んな人と話してた。だって、久し振りの顔が沢山あるんだもの。

Hirata さん、Noma さん、Seki さん、Yamato さん、Kaneko さん、Kanai さん、Yamaguchi さん、Kaminogoya (wife) さん、Hayase さん、Ebina さん... 名前を挙げるとキリがない。思い返すと、Six Apart での出会いはとても大きかったのだと改めて思う。

心残りは、Kaminogoya (husband) さんに会えなかったこと。忙しく走り回ってる姿は見かけた。また、今度会いませう。

ブログをやっていると、会ってなくても、そんなに離れた気がしないのがいいね。

(※ 結婚したことをブログに書かず、驚かせて下さった方も約一名 :p)

出来れば 5 年後、10 周年記念パーティーにも呼んで下さいまし。

最後に、コルク・ボードに貼ったぼくのメッセージを、ブログにも書いて、締めませう。

No Blog, No Life

2008-12-02

Bösendorfer のスピーカー VC2 を買った

Bösendorfer のスピーカー VC2 を買った。2008-11-29 11:30 頃、部屋に入った。

Bösendorfer はウィーンを代表するピアノ・メーカー。スタンウェイ、ベヒシュタインと並んで世界三大ピアノ・メーカーに数えられる。Bösendorfer の創業は 1828 年。Bösendorfer がスピーカーを何時から作り始めたのかよく分からないけれども、スピーカー開発者の Hans Deutsch (ハンス・ドイチェ) 氏が 2000 年に Bösendorfer に Join していることから、2000 年前後にスピーカ事業を始めたのだと思う。国内への輸入は、2004 年から始まった。

Bösendorfer のスピーカー・ラインナップは 3 つ。型名は VC7, VC2, VC1。値段は上から 220 万、160 万、116 万円 (税別)。

ぼくが買ったのは、上から 2 番目 (下からも 2 番目) の VC2。色はポメーレ。国内では、ピアノ・ブラックという色が標準。それ以外は、特別仕様とのこと。ポメーレはピアノ・ブラックと比べて一本 10 万円お高い。

DYNA Sound Huose のブログにもあるとおり、Bösendorfer のスピーカーは本国での生産を完了したとのこと。

残念ながら、本国ではすでに生産完了となっており、おそらくラストモデルになることでしょう。まだ聞かれたことの無いお客様は是非お聴き下さいませ。

DYNA Sound House: 最後の名機 : ベーゼンドルファー「VC7」 より引用

ぼくが買いたいと思った時、既に VC2 の国内在庫はなかった。実は、これ、いわゆる中古品。正確に言うと、輸入代理店がオーディオ・ショーなんかで実演したり、オーディオ・ショップ店頭で試聴会を開くために持っていた商品。つまり、本当に本当に最後の在庫。国内最後の VC2。お値段は、店頭展示価格ほどまで安くしてもらった。

ちなみに、VC2 の下には、フューレンのオーディオ・ボード F-board Blockを敷いている。こちらは、インターナショナル・オーディオ・ショウ 2008 東京でお披露目されたばかりの新商品。フューレンは輸入代理店なのだけど、オーディオ・ボードも作ってる。フューレンのボードを敷くと音が広がる。これが VC2 の音を広げる感じにマッチしているので手に入れた。販売店の人の話によると、この F-board Block を最初に買ったのはぼくらしい。

閑話休題。

部屋で鳴らした VC2 は素晴らしかった。部屋が狭いので、半分位いしか実力を発揮していないけれども、もう部屋から出たくない。書きたいことは沢山あるので、続きは後日。

From My Audio