2011-02-13

実家のアンプが壊れた?!

実家のオーディオ・システムの調子がよろしくない。どうも、右側のスピーカーから音が小さくバランスが悪い。いろいろ調べてみたところ、どうやらアンプの調子がよくないらしい。

調査

調査にはサウンド・チェック用の CD を使った。左チャンネルのみの音源、右チャンネルのみの音源、そして (正しく再生されれば) スピーカーの中央で音が鳴る音源が収録されている。

  1. 普通に再生したところ、左スピーカーの音が大きく、音も中心から左にずれて再生された。
  2. CD プレーヤーからの入力を LR 逆に接続。やはり、左スピーカーの音が大きく、音も中心から左にずれて再生された。
  3. CD プレーヤーの接続を元に戻し、スピーカー・ケーブルを LR 逆に接続。右スピーカーの音が大きく、音は中心から右にずれた。

最初のテストで、まずオーディオ・システムの左右の音量が違うことを確認した。2 つ目のテストで CD プレーヤーに異常がないことを確認した。3 つ目のテストでスピーカーに異常がないことを確認した。また、3 つ目のテストはスピーカー配置による異常でない確認にもなった。

以上の結果から、アンプの調子が悪いと結論した。

このテストの後、アンプのボリュームを 0 にした。電話がかかってきたので、五月蝿いオーディオを静かにしようとしたのだけれど、これが偶然にも良いテストになった。ボリュームが 0 なのに右スピーカーから音が出続けている。ボリュームを大きくしても、右スピーカーの音量はさして変わらない。アンプがおかしいことは明白になった。

アンプの右チャンネルのボリューム調節機能が壊れている。一定の音量しか出ない。

普段、音楽を聞く音量は右スピーカーの音量よりも大きい。当然、左スピーカーの音が大きく聞こえる。ボリュームを調整すると、左右の音量が揃うポイントが見つかった。ただし、右チャンネルの音量は微妙に変化するらしく細やかな音量が必要になる。加えて、そのポイントで聞くと音量が小さすぎる。

アンプについて

アンプのメーカーは KENWOOD。型番は A-CD1。表には KENWOOD Stereo Integrated Amplifier A-CD1 とある。

購入は 20 年近く前のこと。CD プレーヤー、アンプ、カセット・デッキ、チューナーのコンポ・セットとして購入した。オプションとして LP プレーヤーも同時購入した。

Kenwood のアンプ

まず、カセット・デッキが壊れた。次に CD プレーヤーの調子が悪くなった。そこで、まずぼくが使っていたスピーカー QUAD 11L 及びスーパーツィーター muRata ES103A を実家に持って帰って Kenwood のものと交換し、次に CD プレーヤー CEC CD3300R を実家に持って帰った。そして、今回、ついにアンプが壊れてしまった。寿命、かな? 今までよく頑張ってくれたと思う。

閑話休題。

A-CD1 は 4 つの RCA 入力と 1 つの Phono 入力 (LP プレーヤー用の入力) を持つ。スピーカー・ケーブルは写真にある様に、裸線を挿し込みノブを回して固定する。スピーカー・ケーブルに細いものしか使えない点が残念。バナナ・プラグや Y ラグには対応していない。

Kenwood A-CD1 の入力部 Kenwood A-CD1 のスピーカー端子

また、セットで買ったチューナー T-CD1 の電源は、アンプ A-CD1 から専用ケーブルで供給される (写真の 「X-CD1へ接続」から伸びるケーブルがそれ)。この欠点は、アンプを替えるとチューナーの電源供給ができなくなること。アンプの新規購入はチューナーの新規購入とほぼ同義となる。

他に A-CD1 は 7 チャンネルのグラフィック・イコライザー、サラウンド用端子 (更に 2 つのスピーカーを接続できる)、CD プレーヤーやカセット・デッキ用に 2 個のコンセント・プラグを持っている。

今後の予定

本来の予定では、ぼくが新しいプリ・アンプを買った後、今自分が使っているアンプを実家に持って帰る予定だった。けれど、予定より早く実家のアンプは壊れ、また予定よりプリ・アンプ購入の時期は遅れる見込みとなった。

というわけで現在、5, 6 万円前後のアンプ購入を考えている。

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