2012-06-30

SnapDish は写真を切り抜かない

SnapDish で料理を撮ると、フィードに正方形に切り出された写真が表示される。この時、どの部分が切り出されるかは、カメラからは分からない。この点について miil アプリとの比較で苦言を書いたが、ぼくの認識に誤りがあったので修正記事を書く。

発端になった文章を引用する。

SnapDish の不満は miil が持っている機能を持っていないこと。特に写真のどこを切り出すのか分からないのは、ちょっと不安。これは miil を見習って欲しい。

clmemo@aka: miil vs SnapDish 〜 食事の特化した写真 SNS アプリの比較 より引用

訂正文

過去エントリーで、SnapDish は (miil と同じ様に) 写真を正方形に切り抜くと書いた。これがそもそもの間違いだった。SnapDish の中の人に聞いたところ、SnapDish は写真を切ったりする加工は行なわないポリシーとのこと。従って、切り抜き部分をカメラで分かる様にして欲しい、というクレーム自体が的を外している。

勘違いの元になったのは、フィードの写真が正方形だったため。しかし、フィードから料理を選択し詳細画面に入ると、切り出し加工のされていないオリジナルの写真を見ることができる。フィードに表示される写真はサムネイルと同じで「仮見せ」というスタンスと思われる。Facebook などに同時投稿する際も、切り出されていない、オリジナルの画像が投稿される。

百聞は一見に如ず。実例をお見せする。

まず、ぼくの料理のフィード。料理の写真が正方形になっている。見て欲しいのは 6/27 の「鶏のささみ」。下の皿が一部切れている。

SnapDish Feed

タップして詳細画面を表示する。すると、カメラで撮った写真が現れる。皿の下が切れていない。上には味噌汁とごはんが置いてあるのも分かる。

SnapDish Details

あとがき

SnapDish は画像を切らない。皿は大低丸いので、正方形に切らないと余計なものまで撮ってしまう。一方、机に皿が並ぶと、長方形に写真を撮れる方が全体を俯瞰できるので嬉しい (正方形だと、どうしても写りきらない)。どちらも良し悪しある。どっちが良いとか決めつけらんない。難しいところ。

2012-06-29

Nexsus 7 自分用のまとめ

Google I/O にて、Google 謹製タブレット Nexsus 7 が発表された。ASUSTeK 製造。

知人・友人にどんなものなの? と聞かれて、実はあまりチェックしてなかったので自分用にまとめ。

Nexsus 7

  • OS: Android 4.1 (Jelly Bean)
  • CPU: Tegra3 (Quad-core)
  • GPU: 12-core?
  • Display: 1280 x 800 (HD 画質)
  • Size: 7 inch
  • Weight: 340 g
  • Buttery: 9 時間の動画連続再生
  • Default Browser: Chrome
  • Wi-Fi, Bluetooth, NFC (3G/4G はサポートせず)
  • Delivery: 7 月半ば (アメリカ/カナダのみ)
  • Price: $199

7 インチ・モデルというと、iPad より一回り小さい。それで $199 という価格は魅力的。Android 4.1 もマルチ・コア対応を強化しているようで、(周りの噂では) 評判の良くない Tegra 3 で動画がサクサクという情報も心が弾む。

日本での発売が行なわれるのかどうかは不明。当然、日本での発売時期も不明。是非、日本でも発売して欲しいところだけれども、さてどうなることやら。今まで、コレという Android 実機がなかったけれども、Nexsus 7 は本命になるんじゃないかと期待大。

Google Chrome for iOS リリース

Google から Google Chrome の iOS アプリがリリースされた。ユニバーサル対応。

Chrome App
カテゴリ: ユーティリティ
価格: 無料

AppStore の説明をそのままコピーする。

iPhone、iPod touch、iPad でも、Chrome の高速ブラウジングをお楽しみいただ けるようになりました。 Chrome にログインして同期を有効にすれば、あなたの Chrome を、パソコンだけでなくモバイルでもご利用になれます。

スピーディーな検索
アドレスバーに検索語句もウェブ アドレスも直接入力できるので簡単です。入力中に候補が表示され、選択できます。
シンプルで直感的な操作
タブはいくつでも開くことができ、すぐに切り替えられます。iPhone と iPod touch ではタブ切り替えボタンを使い、iPad ではスワイプするだけです。
ログイン
Chrome にログインして開いたタブやブックマーク、パスワード、アドレスバーのデータを、パソコンと iPhone、iPod touch、または iPad との間で同期させること ができます。 前回の終了時とまったく同じ状態から使用できます。
パソコンの Chrome で開いたページをワンクリックで iPhone、iPod touch、また は iPad に送信できるので、外出先でもオフラインでも同じページが見られます。
プライバシー
シークレット モードでタブを開けば、履歴を残さずにブラウジングできます。詳しくは http://goo.gl/WUx02 をご覧ください。

パッと使ってみた感じストレスなく使える。iOS 用のブラウザーには他にも iCabMobile や Opera があるけれども、どれも Safari と比べて使い勝手が一つ落ちた。Chrome は Safari と互する使い勝手に出来上がっている。

直感的にデスクトップ版 Google Chrome とほぼ同じ使い勝手なのが良いのだと思う。レンダリング・スピードは Safari より速いかもしれない。ただ、レンダリング・スピードは日進月歩なので Safari と Chrome の熾烈なデッドヒートが始まったと考える方が良さそう。

入れて、試して、遊んでみる価値のあるアプリだと思う。

Chrome App
カテゴリ: ユーティリティ
価格: 無料

Google Drive for iOS リリース

Google から Google Drive の iOS アプリがリリースされた。ユニバーサル対応。

Google Drive App
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料

機能は以下の通り:

  • ドキュメント、写真、動画を閲覧
  • 任意のファイルをオフライン用にダウンロード
  • ファイルにスターを付ける
  • ファイルの共有を設定
  • デスクトップ版のファイルと同期
  • デバイス内に入っているアプリで、Google Drive のファイルを開く (写真や動画など?)

今のところ閲覧に特化したアプリらしい。編集は不可能。

Google Drive は Google Docs を内包したので、Google Docs で編集したファイルを iPad や iPhone で見る時にスマートなアプリが提供された、と解釈すれば良さそう。特にオフライン対応は良いね。

Google Drive App
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料

Blogger にパーマリンクをユーザーが決めるオプションが追加された

Blogger のパーマリンク (各エントリーの URL) は、Blogger が自動的に決定する。このたび、このパーマリンクをユーザー自身が決められる様になった。

パーマリンクの URL 命名規則

パーマリンクの URL は次の様なルールで付けられる。

  1. タイトルにアルファベットが含まれる場合は、そのアルファベットを使う
  2. タイトルにアルファベットを含まない場合は、「blog-post_日付.html」とする

このルールには三つの欠点がある。

一つ目はタイトルが英語で長い場合、パーマリンクも長い URL になってしまうこと。URL が長くて困ることは少ないが (最近は短縮 URL 系サービスも増えたし)、無駄に長くある必要もないと思う。

二つ目は、我々日本人の様にタイトルにアルファベットを含まないタイトルを付ける場合。パーマリンクがあまりにおざなりで見てて悲しくなる。

三つ目は、パーマリンクがブログの記事を投稿するまで分かりづらいこと。長〜いエントリーを、話題ごとに複数のエントリーに分けるテクニックがある (ref. clmemo@aka: 必ず結果が出るブログ運営テクニック 100 (コグレマサト するぷ) を読んだ)。このテクニックを使う時、次の記事へのリンクを予め書くのが困難。困る。

必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える"俺メディア"の極意
コグレマサト するぷ

4844331779
インプレスジャパン 2012-03-23
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by G-Tools

パーマリンクの変更

Blogger のブログ・エディターの横にはオプション項目がある。ここに「パーマリンク」という項目が追加された。

試しに、記事タイトルを「ほげほげ」としてみる。日本語だけのタイトル。

自動 URL にチェックが付き、パーマリンクは blog-post_29.html となった。

では、記事タイトルを「Blogger にパーマリンクをユーザーが決めるオプションが追加された」にしてみる。

パーマリンクは blogger.html に変わった。記事タイトルにアルファベットは「Blogger」しかなかったから。

これだけだと、パーマリンクを扱っている記事だと分かりづらい (と考えたとしよう)。カスタム URL にチェックを入れ、入力欄に「blogger-permalink」と入力する。

すると、パーマリンクが「blogger-permalink.html」になった。

これで良ければ、「完了」ボタンを押す。

あとがき

これはおそらく Blogger in Draft の機能だと思うのだけど、Blogger 周りの情報源を当たっても明確なソースに当たることができなかった。

パーマリンクをユーザーが決められるというのは、時と場合によって便利だと思う。こういう小さな機能改善は大歓迎!

2012-06-28

if (条件A || 条件B) の条件文が長くなったら、どこでコードを折り返すか?

先日、Twitter でタイトルの様な質問に出会った。この問いに簡単に答えたのだけど、140 字では全てを伝えきれないので、改めてブログのエントリーにする。

前置き

短い if 文をこう書くとする。

if (条件A || 条件B) 省略

if 文の中が長くなった時、読みづらい。

if (とっても長〜〜〜い条件A || とっても長〜〜〜い条件B) 省略

この時、どう書くのが良いか? 一例としてこんなのがある。

if (
    とっても長〜〜〜い条件A ||
    とっても長〜〜〜い条件B
) 省略

|| を条件式の後ろに置く書き方。

私見

ぼくは || を条件式の前に置く書き方を好む。

if (
    とっても長〜〜〜い条件A
    || とっても長〜〜〜い条件B
) 省略

インデントが少し崩れる。これはデメリットとして認める。

それよりも、「OR」である事が行頭を見るだけで分かるメリットを強調したい。「前置き」に例示した行末に置くやり方だと、行末まで目を動かさないと、条件式が || で繋がっていることを確認できない。

ぼくらは最初から if (条件A || 条件B) というコードを見ているので「OR」だと分かっているけれども、実際にコードを読む時はそれが「OR」なのか「AND」なのか分かっていない。行頭に置けば、初めて読むコードでも一目瞭然になる。

if (
    とっても長〜〜〜い条件A
    || とっても長〜〜〜い条件B
    || とっても長〜〜〜い条件C
    || とっても長〜〜〜い条件D
    || とっても長〜〜〜い条件E
) 省略

条件文が複雑になった時も、読みやすい。理解しやすい。

if (
    (
      とっても長〜〜〜い条件A
      || とっても長〜〜〜い条件B
    )
    &&
    (
      とっても長〜〜〜い条件C
      || とっても長〜〜〜い条件D
      || とっても長〜〜〜い条件E
    )
) 省略

分かりやすい、ということはバグが減るということ。コーディング一つ取っても、少し気を配るだけでバグを減らせる。

あとがき

本来、こういった長い条件文は、別関数にするのが定石。

ただ、プロファイルを見たらループの中の if 文の条件文がネックになってて、関数呼び出ししないコードにすることでプログラムの致命的な遅さが解決する... なんて泥臭いケースがある。マクロ (Lisp など) やインライン関数 (C99, C++ など) が使える言語なら幸せだけど、そういう言語を使っていない場合もある。

そういう場合に備えて、一つ頭の隅に入れておいてもらえれば。

なお、これはあくまでぼくのやり方にすぎない。他に良い方法があれば、是非、ブログの記事にして欲しい。

2012-06-27

iOS 版 Gmail アプリ、アップデート 〜 ノーティフィケーション機能が強化

iOS 向け Gmail アプリがアップデートされた。今回の大きな変更点は、iOS のノーティフィケーション・センターに対応したこと。

Gmail にメールが届くと、iOS の「通知」機能を使って新着メールが届いたことをお知らせしてくれる。もちろん、新着メールが届くと音を鳴らしたり、ロック画面にメールが届いたことを表示することも可能 (iOS の通知機能を利用する形でね)。新着メールのチェックが、少し楽になった。

落ち穂拾い

通知機能の他に 2, 3 のアップデートがある。

1 つ目は、「From」を変更できる様になったこと。デスクトップ版の Gmail ではかなり前から可能だったけど、ようやく iOS 版でも From を変更できる様になった。複数のメアドを持つ人には朗報。

2 つ目は、ログインが永続化されたこと。今までは、長期間 Gmail にログインしていないと、自動的にログアウトする仕様だった。これが、ユーザーが明示的にログアウトしない限り勝手にログアウトされなくなった。Gmail が必要な時に限って、ログアウトしている間の悪い人には嬉しい仕様変更。

3 つ目は、メールをアーカイブすると小さなウィンドウがポップアップして、「アーカイブしました」と伝えてくれる様になった。ポップアップ・ウィンドウには「Undo」ボタンが付いている。便利な仕様に思えるけれども、連続してメールを読む時、タイトル部分にポップアップがかかって読み難い。少し出る場所を考えて欲しいところ。

あとがき

今回のアップデートでも、複数アカウントの変更機能は塔載されなかった。個人用メアドと Google Apps の会社用メアドを持ってる人は、この機能がないと困るんだよね〜。Google さん、頑張ってね。

大雑把に見れば、今回のアップデートは好ましい変更が多い。通知機能をサポートしたからどうした? と最初ぼくは思ったものだけども、Gmail アプリを開かずにメールのスニペットが読めるのはありがたいね。特にメールを待ってる時には、自分が必要なメールが届いたのか、ML のメールが届いただけなのか判断できるので、非常に助かる。

2012-06-26

音と文明 (大橋 力) 〜 20 kHz 以上の音が人に与える影響について

なお & トラさんに勧められて、大橋力氏の「音と文明」を読んだ。副題「音の環境学ことはじめ」。総ページ数 602。参考文献数 254。社会学と生理学をベースに、様々な分野の研究成果をまとめあげ、「音の環境学」を考える学術書だった。

音と文明―音の環境学ことはじめ ―

序文、一行目。インパクトのある文章で始まる。

物質の世界に必須栄養、例えばビタミンが在るように、情報の世界にも、生きるために欠くことのできない <必須音> が存在する

ドキッ、とする様な言説。納得する自分がある。確かに、無響室に人を 1 時間も放置すると人は神経に異常をきたす、と聞いたことがある。音の全くない世界を人間は生きられない。

本書は回り道を重ねながら、「人間」にとって必要な音に関する研究が少ないことを明らかにしていく。その過程で驚いたのが、第 9 章第 2 節における研究発表だった。一般に、人間は 20 kHz 以上の音を知覚できないとされている。CD の音が最大 20 kHz までしか収録されていないのも、この説に寄る。しかし、2002 年、大橋らは Inter-areal coupling of human brain function に「Multidisciplinary study on the hypersonic effect」というタイトルで論文を投稿し、20 kHz 以上の超高周波が人間に影響を与えることを示した。

以下、概要。

実験はスピーカーの見えない実験室に被験者を入れ、α 波を測定する。音楽は、超高周波を含む音源と含まない音源を交互に聴かせるが、被験者にはどちらの音源が今現在鳴っているか明らかにはされない。α 波が活性化する (高い値を取る) と、人は精神的にリラックスする。実験の結果、20 kHz 以上の音源を呈示後、平均 7 秒の遅延後に α 波は高い値を取ることが分かった。また、20 kHz 以上の音源をなくした後、α 波は高いレベルを保ちつつ約 100 秒間近く残留したのち急激に低下して低い水準に落ち着くことが分かった。

以上。

本書の内容を受け入れるかどうかは読者にゆだねられよう。とはいえ、人類発祥からギリシア文明、純正律に平均律、熱帯雨林でのフィールドワークから (当時) 最新のオーディオ・システムを使った実験まで、広い分野を横断して一冊の本に纏めた本書は、「音」について一度深く考えさせられることが多い。当たり前と思っていたことが、当たり前でない。そんな驚きとともに、知見を広めてくれることは間違いない。

音と文明―音の環境学ことはじめ ―

2012-06-20

DiGiFi 付録の USB-DAC デジタル・パワーアンプ・先行レビューを「のまのしわざ」さんが書いてる

先日、DigiFi No.7 の付録に、Olasonic 社による USB DAC デジタル・パワーアンプが付くという記事を書いた。

DigiFi(デジファイ) No.7 別冊ステレオサウンド
DigiFi(デジファイ) No.7 別冊ステレオサウンド

とても、羨ましいことに、ブログ「のまのしわざ」の「のま」さんが、評価基盤のお試し版を貸与され、一足早いレビューを書いている。

のまさんとは?

ブログ界隈ではのまさんが有名とは言え、オーディオ好きの人でのまさんを知る人は少ないと思う。当ブログは IT 系をメインに扱っているので、のまさんを知る人は多いと思うが、軽く紹介を書いてみたい。

記事を読めば分かると思うが、のまさんはオーディオ畑の人ではない。オーディオに関しては素人と言っても良いかもしれない。

ではのまさんはどういう人か。彼は、IT 系の人であり、ブロガー。それも、非常に質の高い記事を書くブロガー。

どういう経偉で、評価版レビューを書くことになったのかは知らないが、万人向けのレビューを書く。これが上手い。写真も多くて見易いし、文章も平易で分かり易い。オーディオに興味を持っていない人が、DigiFi を買ってみようかな。スピーカーから音楽を聴いてみようかな。と思わせる記事に仕上がっている。

レビューで使っている CD も、「自分が好きな音楽」を選んでいる。肩肘張った難しいことは言わない。好きな曲が楽しく聴ける。それが良いオーディオ。

オーディオの好きな人も、オーディオに興味を持っていない人も、一度のまさんのレビューを読んで欲しい。

DigiFi(デジファイ) No.7 別冊ステレオサウンド
DigiFi(デジファイ) No.7 別冊ステレオサウンド

さらば chumby 〜 全てのサービスを終了

chumby の日本正規代理店である ジークスが chumby サービス終了のお知らせを出している。

chumby社に関しまして、すでにWeb上でいくつかニュースが流れていますように、事実上業務を中止している模様です。chumby社より入ってきた情報によりますと、サービスの提供は6月末で終了する可能性が高いというとのことです。認証を含めたすべてのサーバが停止しますので、chumbyが使えなくなります。従いまして、弊社の提供しているchumbyに関するすべてのサービスも6月末をもちまして、停止させて頂きます。

chumby | 株式会社ジークス より引用

思い出

ブログの記事を遡ってみる。ぼくは chumby を 2008-05-21 に入手した。

chumby の魅力に取りつかれたギークたちが並行輸入。その一人として、ぼくも chumby を入手した。chumby の特長は 2 つあった。

  1. ハードウェアがオープン・ソースだったこと
  2. ソフトウェアが Adobe Flash Lite 3.0 で開発可能だったこと

1 つ目の特長は、組み込み業界に驚きを与えた。iPhone であれ、TV であれ、カメラであれ、炊飯器であれ、中身を公開する企業はいない。どんな回路構成で作っていて、どんなチップを使っているか。chumby はそういった情報を公開した。それは他人が chumby と同じ「モノ」を作れることを許してしまう。その代わり、回路に詳しい人が、こ回路はこうする方が良いんじゃないか? とアドバイスをしたり、この回路構成なら、こういう外付け機器を取り付けられる、といった可能性を提示した。正にベンチャーらしい製品だった。

2 つ目の特長は、chumby アプリを誰でも開発できたこと。時は 2008 年 5 月。初代 iPhone が発売されたのが 2007 年 6 月 (国内未発売)。日本初の iPhone (iPhone 3G) は、2008 年 7 月に発売された。iTunes Store でアプリが発売される様になったのは、iPhone 3G から。こうしてみると、「ユーザーの手でアプリが作れる家電」である chumby の革新性が伺える。

特に、当時は Adobe Flash Lite 3.0 でアプリが作れることが皆の興味をひいた。それは、フラッシュで物作りをしていたウェブ屋さんが、すぐにアプリ開発できることを意味していた。

据え置き型ながら、Wi-Fi でデータ受信。アラーム機能、インターネット・ラジオ機能を標準装備。各種アプリを利用可能・自作可能。可能性を感じるガジェットだった。

chumby 消える...

そんな cuhmby が消える。最大のライバルは iPhone アプリだったと思う。

スマートな外観。モバイル性。アプリの種類の多様さ。開発の自由度の高さ。chumby が持っていないものを、iPhone は持っていた。私見を言えば、「こんなアプリを作ったよ!」と開発者にやる気を出させる基盤が、chumby より iPhone の方がしっかりしていた。

約 4 年の歳月をもって chumby は消える。4 年前の熱さを覚えている身としては、冷たい風が吹き込んできた気分。

第 170 回 TOEIC の結果

TOEIC の成積が発表された (ref. clmemo@aka: 第 170 回 TOEIC を受験する)。

350 (Listening) + 285 (Reading) = 635

目標の 600 点越えを達成。

前回の 600 点越えは、大学院時代で英語の論文をバリバリ読んでいて集中力もあった。その後、体調を崩してから TOEIC を受験するも、600 点を越えることはなかった。今回の 600 点越えで、ようやく集中力に復調の兆しが見えたように思う。

次回は 600 点の点数維持を最低条件に、上を狙いたい。

過去の記録

  • 170: 350 (L) + 285 (R) = 635
  • 167: 240 (L) + 280 (R) = 520
  • 164: 290 (L) + 255 (R) = 545
  • 162: 265 (L) + 290 (R) = 555
  • 159: 275 (L) + 240 (R) = 515
  • 109: ??? (L) + ??? (R) = 615

2012-06-16

NHK ネットラジオ らじるらじる 〜 iPhone で NHK ラジオが聞ける!!

NHKネットラジオ らじるらじる App
カテゴリ: ニュース
価格: 無料

「NHK ネットラジオ らじるらじる」は、NHK のラジオ局をネット経由で聴ける iPhone アプリ。NHK 第 1、NHK 第 2、NHK FM の三局に対応。このアプリさえあれば、AM/FM チューナーがなくっても、ラジオの入りが悪い地域にいても、クリアな音質でラジオを聴ける。

例えば、高校野球とか、今日 (2012-06-16) やっている「アニソン三昧」などを楽しめる。

ぼくは、iPhone 4 と iPhone 3G を持っているけれども、iPhone 3G は解約して Wi-Fi でしか使えない。逆を返せば、ぼくが iPhone 4 を持って出かけても、家族の人間は iPhone 3G を「ラジオ」代わりに使うことができる。使わなくなった旧 iPhone もこういう風に有効活用できるのは良いね。

より高音質で聞きたい人は、iPhone 専用のドック・スピーカーを使ったり、Bluetooth 対応のアクティブ・スピーカーを使ったり、オーディオ・システムに接続する方法がある。ちなみに、ぼくは今、アニソン三昧を家のオーディオ・システムで聴いている。

NHKネットラジオ らじるらじる App
カテゴリ: ニュース
価格: 無料

2012-06-15

miil vs SnapDish 〜 食事の特化した写真 SNS アプリの比較

ここ連日で、miil と SnapDish という二つの「食事」に特化した写真 SNS アプリを紹介した。本エントリーでは、二つのアプリを比較してみる。比較するのは両方とも iPhone 版のアプリ。

現時点でのぼくの結論を先に書く。miil はシンプルさとスマートさを売りにしたアプリ。SnapDish は多機能さを売りにしたアプリ。

カメラについて

miil のカメラの良い点は

  • 水平線が出る
  • アップロードする写真部分のみが表示される

SnapDish のカメラは iPhone のカメラと変わらない。良い点を一つ。

  • カメラロールから写真を選択できる

カメラロールの写真が使えるのは大きい。シチュエーションによっては、料理を写真に撮るのさえ憚れる。そんな雰囲気で、タグを入力したりアップロードするのは厳しい。カメラロールの写真が使えるとなると、とりあえず写真だけ撮っておいて、後からアップロードが可能になる。この機能は是非、miil も取り入れて欲しい。弱点を言えば、料理の名前を忘れるケースがある。郷土料理やコース料理では、この料理、何て名前だったかな? と困る。この解決策は miil, SnapDish ともに持っていないので、何かしら良い案を出して欲しいもの。

SnapDish の不満は miil が持っている機能を持っていないこと。特に写真のどこを切り出すのか分からないのは、ちょっと不安。これは miil を見習って欲しいSee clmemo@aka: SnapDish は写真を切り抜かない

画面加工

miil は「銀ポチ」による手動加工と 4 つのフィルター・ボタンを持っている (そのうち 2 つのフィルターは遊びの様なもの)。

SnapDish は手動によるボケ機能と 3 つのフィルター・ボタンを持っている。

ぼくは写真に詳しくないので、どちらのフィルターが優れているか分からない。ただ一つ言えるのは、どちらのアプリもフィルター・ボタンの名前が分かり難い!! スタイルの良さを重視して、ああいう英語名にしているのかもしれない。それは百歩ゆずるとしても、フィルターの説明をアプリ内に含めて欲しい。

料理の説明

miil の入力項目は 3 つ。「説明」「ジャンル」「お店/場所」。共有機能は Twitter と Facebook が対象。

SnapDish の入力項目はデフォールトで 6 つ。「手料理」「料理名」「ジャンル」「レシピ」「場所」「相伴相手」。更にその他のオプション項目が 4 つ。「評価」「価格」「カロリー」「コメント」。計 10 個。共有機能は Twitter, Facebook, foursquare, Tumblr, Flickr, mixi, ブログ, メールの 8 つ。

miil をシンプルでスマートと呼び、SnapDish を多機能と呼ぶのは、この画面に依る。

miil の魅力は「説明」文に自由度が高いこと。料理の名前だけでなく、シチュエーションや雰囲気、気分などを書くことができる。一方、SnapDish は「料理」名しか入力できない。外食した時は良いけれど、自炊すると一つの料理を作るというより、昨日の残り物とかも出してくるので、SnapDish の入力欄の小ささは困る。

ジャンルについては、甲乙つけ難い。miil は多くの料理カテゴリーを網羅した上で「一つだけ」選択型。SnapDish は 2 つの特長がある。1 つは「朝食」「昼食」などがこのカテゴリーに入っていること。もう 1 つはタグ式になっていること。肉料理にパスタにごはん、なんて変なメニュー (実際に出たことがある) を miil はカテゴライズできないけれど、SnapDish は可能。難を言えば、miil よりも料理カテゴリーの数が少ないことか。

場所の設定については miil がスマート。独自に「食事場所」だけを抽出して表示する。SnapDish は FourSquare の API を使っているらしく、「食事場所」以外の場所も現れるのがよろしくない。ただし、共有機能まで広げて考えると FourSquare の API を使っていることのメリットはある。SnapDish を多機能と言いつつも、スマートとは言わない理由はこういう所にある。

SnapDish には miil にない入力項目が 7 つもある; 「手料理」「レシピ」「相伴相手」「評価」「価格」「カロリー」「コメント」。手料理かどうかをタグ付けできるのはアイデア! 相伴相手を設定できるのも楽しい。他の機能は... 目の前に料理があったら、入力するより、早く食べたくなっちゃうかなぁ。そういう意味では SnapDish は食後にゆっくりと入力するタイプのアプリなのかもしれない。

SnapDish は共有機能も充実している。FourSquare と Flickr への共有機能は魅力的。

こう書いていくと、SnapDish 優勢に感じられる。けれど、ぼくはノーと言いたい。入力項目が多すぎる。完璧を期し過ぎている。入力項目の多い家計簿アプリは使われなくなる。SnapDish に機能多過な家計簿アプリと同じ危惧をぼくは持つ。「その他のオプション」として隠れている部分も、「入力項目が存在する」というだけで「入力」という心理的プレッシャーがある。miil はミニマムな美学を追求している。SnapDish に機能を削れとは言わないが、もっと最小限しかユーザーに見せない様な「スマート」さが欲しい。

SNS

フォローした相手の写真を見る画面は、どちらも特徴を出していて見易い。SnapDish は「もぐもぐ」してくれた相手にアクセスする方法が面倒。

近所の「食事」を探す機能も充実している。SnapDish は「近所」にアクセスするまでのステップ数が多いのが欠点。料理のジャンルを絞り込んで検索できるのは長所。

総括

miil はよくぞここまで機能を絞り込んだと思う。デザイナーのセンスが良い。シンプルに纏めているからこを、逆に、これからどんな機能を「追加」するかを選択するのが大変そう。

SnapDish は多機能で楽しい。今はアーリー・アダプターが使っていて、入力の手間を意識していないと思うけれども、開発者はそのアキレス腱に気付いているか? これから、どれだけ UI を向上させてスマートに使えるアプリにするか? う〜ん、こちらも大変そう。

miil と SnapDish、どちらが優れているか? その答えは出したくない。miil は今日、300 万食べたいを達成したという。逆を言えば、まだそれだけしか使われていないということ。miil がリリースされたのは 2011 年 10 月。SnapDish は 2011 年 5 月。まだサービスが始まって 1 年強しか経っていない。これからの進化を楽しみにしたい。

Del.icio.us は Yahoo! から離れていた

del.icio.us でぼくのアカウントが削除された、というエントリーを書いた。

そういえば、del.icio.us は Yahoo! に買収されたんだったな... と twitter に呟いていたら、「もう Yahoo! じゃないよ」と教えてもらった。メモ代わりに記事にしておく。

ぼくはチェックを怠っていたのだけど、2011-04-21 に Del.icio.us は AVOS 社に買収されていた。AVOS 社は YouTube を創業した Chad Hurley 氏と Steve Chen 氏らが設立した会社とのこと。ムー、知らなかった。

del.icio.us の歴史

せっかくなので、del.icio.us の歴史を書いておく。

  • 2003 年: サービス開始
  • 2005 年 12 月: 米 Yahoo! が買収
  • 2011 年 04 月: 米 AVOS が買収

そういえば、最近 Digg のニュースも聞かないなぁ。ソーシャル・ブックマークはどうなっちゃったんだろ。ぼくも昔は色んなサービスにアカウントを作ったけど、今ははてなブックマークしか使ってない。淋しいなぁ。

オーディオ自宅オフ会 〜 田中さんをお招きして

2012-06-03 (日)、Facebook で知り合った田中さんを招いてオーディオ・オフ会を開いた。実は前日 (6/2) にばーそんさんを招いてオフ会。その後、ばーそん邸へ移動して音楽と映画を楽しむという強行軍を行なっていた。一寸疲れてたけど、田中さんとは別の意味で面白いオフ会となった。

田中さんとの出会い

田中さんとは Facebook で知り会った。お互い会ったことはないが、以前、掲示板で名前を見知った間柄であった。友達申請が来て承認。メッセージでやり取りを繰り返すうちに、我が家への訪問日が決まっていった。

Facebook って、ちょっとしたきっかけで「ちょっと遠い間柄」が「ちょっと近い間柄」に変わっていくから面白い。Facebook のお蔭で、事前に好みの曲が分かった。ジャズとフュージョン。クラシックは聞かないことも分かった。自作 DAC があるので、持っていきたい、との申し出も受けた。DAC を自作する猛者ということで、念の為ばーそんさんにも誘いをかけた。回路の話とかが出てきた時、ぼくは全く分からないけど、ばーそんさんは詳しいから。

6/3 の 14:00 に最寄り駅で待ち合わせる。

会ってみると、ぼくより年配のとても物腰優らかな男性だった。

試聴

田中さんは CD を持参していたので、早速それを聴く。

CD

ヘレン・メリルのボーカルとか良かった。ハウルの動く城。映画はダイアナ・ウィン・ジョーンズの原作から離れてしまっていて嫌だったけど、サントラは良いね。エンディングの曲を聴かせてもらった (オーケストラあり、ボーカルありのクラシック寄りの曲だった)。

helen merrill ハウルの動く城 サウンドトラック

残るフュージョン、ジャズ系の曲はいまいち。音楽がイマイチなんじゃなくて、ぼくのオーディオ・システムに合ってない。一番のポイントは低音にキレがなくて、グルーヴ感 (というの?) が出なかったこと。サラリと聴く分には良いけれど、音楽の熱気が感じられなかった。

自分の守備範囲外の曲を鳴らすと、簡単にボロが出る。色々と勉強になるなぁ。まだまだ向上させる余地はある!

さて、オーディオ機器だけども、CD プレーヤーを 3 つの順番で聞いた。

  1. Esoteric X-1s
  2. 改造 CD プレーヤー
  3. Esoteric X-1s をトランスポートに田中さん自作 DAC

田中さん自作 DAC は、田中さんの音がした。彼の DAC を入れて聴くと、ジャズやフュージョンがより楽しく聴こえる。アンプやスピーカーが、ぼくの色で染まっちゃってるから難しいんだけど、それでも田中さんがどんな音楽が好きなのかが伝わってくる様な気がした。きっと、田中さんのオーディオ・システムで使ったら、それはもうジャズやフュージョンが楽しくなることが目に見える様だった。

途中、ばーそんさんが登場。案の定、古いスピーカーとか回路の話とかで盛り上がる。二人はとても楽しそう。ぼくは話に置いてきぼりにされた。うん。でも、田中さんも楽しく歓談できている様なので、ばーそんさんを招いたのは失敗じゃなかった。良かった。

DAC を繋ぐ時、RCA ケーブルをプリアンプに繋いだのだけど、音が片方に寄ってしまった。これはぼくの失敗。後日、RCA 端子を掃除したら音の寄りはなくなった。この点については田中さん、本当にごめんなさい。

あとがき

最後に田中さんに感想を求めた。

CD プレーヤーは「改造 CD プレーヤー」より Esoteric X-1s の方が好み。うん。田中さんの好みのジャンルには、Esoteric の方が合っていると、ぼくも感じた。自分にとってのベターが、他人のベターになるとは限らない。面白いねぇ。

それと、「ハウル」のサントラが良かったと。ちょっとクラシックの要素の入った曲だけれども、クラシックをメインにしているぼくのシステムで聴くことで、「クラシック音楽好いなぁ」と思って頂けたという。これは嬉しい反応。

今度、田中さんのお宅も訪問させて下さいね、と言ってオーディオ自宅オフ会を終えた。

現在のシステム

ラックは Quadraspire Q4D Vent、CDプレーヤー・プリアンプ間のケーブルは Jorma Design XLR No.2、プリアンプ・パワーアンプ間のケーブルは Jorma Design RCA No.2、スピーカー・ケーブルは Jorma Design No.3。

Blogger に Facebook の「いいね!」ボタンを設置する

@dgtube さんから、ブログに Facebook の「いいね!」を付けないんですか? と聞かれたので、試しに「いいね!」ボタンを付けることにした。

「いいね!」ボタン設置

見た目

こんなんになる。

設定方法

以下の記事を参考にした。

基本コードの入手

まず、Facebook の Like Button のページから、ボタン用のコードを入手する。

(?) マークにマウスをホバーさせれば各項目の説明が現れるし、右手にプレビューが表示されるので困ることはないと思うけど、一応解説:

  • URL to Like: ブログの URL。後で書き換えるので、何でも良い。ぼくは自分のサイトの URL を入力した
  • Send Button: いわゆる Facebook の「共有」ボタン
  • Layout Style: 「Standard」は一行タイプ、「button_count」はボタン・タイプ、「box_count」はボックス・タイプ (今回採用したもの)
  • Width: 幅の指定 (普通 450px で変える必要はない)
  • Show Faces: ボタンの下に「いいね!」してくれた人の写真を表示する
  • Verb to display: 「like」なら「いいね!」、「recommend」なら「推奨」
  • Color Scheme: 色のタイプ。light と dark がある
  • Font: 英文用。空のままで良い

設定を終えたら、「Get Code」ボタンを押す。Blogger のテンプレートは HTML5 なので、「HTML5」のコードをコピペすればいい。コードは 2 つ。

<body> のすぐ後に配置するコード。

<div id="fb-root"></div>
<script>(function(d, s, id) {
  var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0];
  if (d.getElementById(id)) return;
  js = d.createElement(s); js.id = id;
  js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/all.js#xfbml=1";
  fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs);
}(document, 'script', 'facebook-jssdk'));</script>

プラグイン (「いいね!」ボタン) を表示したい場所を配置するコード。赤色の部分は後で変更するコード部分。

<div class="fb-like" data-href="http://at-aka.blogspot.jp/" data-send="false" data-layout="box_count" data-width="450" data-show-faces="false"></div>
Blogger テンプレート用に編集

このままのコードでは、「URL to Like」で指定した「http://at-aka.blogspot.jp/」への「いいね!」ボタンしか表示されない。各記事ごとに「いいね!」を表示するため、Blogger のテンプレート用要素を使って編集する。

まず、「いいね!」ボタンを表示するためのコードを編集。青色が追加・変更した新しいコード。

<b:if cond='data:post.isFirstPost'>
<div class="fb-like" expr:data-href="data:post.canonicalUrl" data-send="false" data-layout="box_count" data-width="450" data-show-faces="false"></div>
</b:if>

次に body 直後に置くコードの変更。

<b:if cond='data:blog.pageType == "item"'>
<div id="fb-root"></div>
<script>(function(d, s, id) {
  var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0];
  if (d.getElementById(id)) return;
  js = d.createElement(s); js.id = id;
  js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/all.js#xfbml=1";
  fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs);
}(document, 'script', 'facebook-jssdk'));</script>
</b:if>

ぼくと同じタイプの「いいね!」ボタンを使うのなら、上のコードをそのままコピーしてもらって構わない。

テンプレートの編集

Blogger の設定画面から「テンプレート」を選択。「ブログで使用中」の下に「HTML の編集」ボタンがあるのでクリック。上級者しかやっちゃダメよ、という警告が出る。OK なら「続行」。

「ウィジェットのテンプレートを展開」にチェックを入れる。

<body ... で始まる行を探して (ブラウザーのページ内検索機能を使うとすぐに見つかる)、「body 直後に置くコード」を挿入する。

次に、<data:post.body/> のすぐ下に「いいね!」ボタン用のコードを貼り付ける。

これで、記事下に「いいね!」ボタンが表示される様になる (個別記事表示の時のみ)。他の場所に「いいね!」を配置したい場合は、希望の場所に上記コードを貼ればいい。

「HTML の編集」で「テンプレートを保存」する前に「プレビュー」を表示。これは HTML コードのチェックも行なってくれる。何かしらコードに不具合があったら、エラーが出る。エラーになったら、「記事内容をクリア」をクリックして修正分をキャンセルしよう。貼り付けたコードをチェックしてバグを見つける。エラーが出なくなったら「テンプレートを保存」して「閉じる」。

あとがき

「いいね!」ボタンを表示する手順を説明した。

プロ・ブロガー本には、Facobook の「いいね!」の他に複数のソーシャル・サイトのボタンを設置する Zenback というプラグインが紹介されている。

けれど、最近 Blogger が行なったドメイン変更 (.com を .jp に変えた変更ね) に Zenback は対応していない。

Zenback は、「.jp」ドメイン固定で使えと言う。けれど、Blogger のドメイン変更の嫌な点は、そのサイトを見ている人に合わせてドメインを変更すること。だから、日本から Blogger のページを見ると「.jp」でも、アメリカからぼくらのページを見ると「.com」になる。ノルウェーなら「.no」 (何故か、ぼくのブログはアメリカに次いでノルウェーからのアクセスが多い)。

他国からどれ位い自分のブログが見られているかは、Blogger の統計情報で調べられる。設定ページから「統計 > 参加者」で「国別のページビュー」を確認。

ぼくのブログでは、約 1 割の人達が国外から当ブログを読んでいた。彼らにとって、Zenback はちゃんと動作しないプラグインになる。この 1 割をどうするか悩んで、皆が幸せになる道を選んだ。もちろん、この判断はぼく個人のものなので、参考程度に考えてもらえれば嬉しい。

2012-06-14

miil、オフィシャル・ブログを始める

ここ 2 日連続、clmemo@aka で紹介していた「食事」に特化した写真 SNS アプリ「miil」が、オフィシャル・ブログを開始した。なんというタイミング!

2012-06-14 (木) 現在、2 本しか記事が上がっていない。そのうち一本は miil ブログ編集部の紹介記事。さてさてこのブログ、どんな話題を提供してくれるのか? miil を使ってる人は購読してみては如何?

ref

miil App
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料

楽天カード凍結! 駄目です!! 審査通りません!!!

先月、楽天カードを不正使用された。カード会社より、不正使用分の金額は戻すこと、また自動的にカードを凍結したとの連絡を受けた。新しいカードは 2、3 週間で届くという。それから 3 週間。何の音沙汰もない。痺れを切らして、楽天カード側に電話してみた。

結果、分かったこと。

審査前の段階で作業をストップしてた。

どういうことか

まず前提を話そう。

楽天カードはカードを再発行する時、改めてカード受領者の審査を行なう。

楽天カードの場合、「定職・定収入」が最低限の条件とのこと。

ところがぼくは、体を壊して退職。傷病手当金こそ毎月振り込まれていたものの、「無職」であることに変わりはない。そして、その傷病手当金も今年の 5 月末で給付を終えた (実は健保で手違いがあって、4, 5 月の傷病手当金は振り込まれていない。7 月末に 2 か月分が振り込まれる予定)。

そして、クレジット・カード会社における常識?

審査に1回落ちてしまうと、再度クレジットカードの申し込みを行う場合、半年以上あけた方が良いと言われています。なぜなら、審査落ちしたという履歴が、個人信用情報に残されているから

審査に落ちる理由 | @クレジットカード審査 より引用

というわけで、今のぼくの状況では審査落ちして個人信用情報に瑕が付くから、審査に入る前で作業を止めていたらしい。

審査には、そのクレジット・カードを何年使い続けたとか、今までで何百万円使ったとか、全て一回払いだったとか、一度もキャッシングを使ってないとか、そういうことは加味されないみたいね。

あとがき

「無職」な時にクレジット・カードを不正使用されたのが、運が悪かったな。

楽天カードの人は言ってくれた。「定職についたら、申し出て下さい。審査に入ります」と。その言葉。ぼくが電話をかける前に言って欲しかったな。三週間もあったんだから、楽天カード側から電話が欲しかったよ。

今月は大事を取って休養。7 月から就活始める予定。さて、どうなることやら。

オーディオ・オフ会 ばーそん邸訪問 (第 2 回)

2012-06-02 (土)、ばーそん邸を訪問した。わが家でのオフ会のあと、そのままの足でばーそん邸に向かった。前回の訪問記事から 1 年近く経っているけれども、実際はブログに書かない程度にばーそん邸にはお邪魔している。今回は、1 年振りの集体成として記事をおこしてみた。

ばーそんさんのオーディオ・システム

この一年の間、ばーそんさんのシステムには大きな変化があった。プリメイン・アンプ Octave V40SE (これは本当に良いアンプ!) を導入し、スピーカーに LINN の KATAN を加えた。現在の CD プレーヤー・システムは下記の様になる。

  • CD プレーヤー: Soulnote cd1.0
  • プリメイン・アンプ: Octave V40SE
  • スピーカー: LINN KATAN、ViV Laboratory evanui μ

そして最大の変化は、フローリングの部屋から和室にリスニング・ルームを移動したこと (この移動にはぼくも手伝った)。今までのオーディオ・セッティングがリセットされ、長らく工夫を試みていらっしゃった。聞くところ、どうやらクリプトンのオーディオ・ボードをスピーカー・スタンドの下に敷くことで、満足できる音になったと言う。その話を聞いていたので、是非、音を聞かせて欲しいとせがんだ。

リスニング・ルームに入ると、長辺使いにスピーカーが設置されていた。これはフローリング部屋の時と同じ。スピーカーの間にはテレビ・ラックとテレビ。オーディオ・ラックは、リスニング・ポジションの左手に設置。そこから、長くスピーカー・ケーブルが伸びている。

いくつか音楽を聴かせてもらう。解像度が抜群に高いとは感じない。スピード感がある様にも感じない。ブックシェルフ・スピーカーだから、低音もわが家のトールボーイの様に量感が出ていない。けれど、音楽を聴くと楽しい。ボーカル物は声に力があって、心にゆさぶりをかけてくるような生々しさ。一方、クラシックで交響曲をかければ「音楽」が楽しく響いてくる。そこにコンサート・ホールの再現などといった上等なものはない。だけど、鳴っているオーケストラは間違いなく楽しい。

よく聴けば、解像度もスピード感も昔のシステムから下がっているわけじゃない。他の要素が高まってる。そして、あたかも有機的に結合してバランスの良いシステムが出来上がっている。Hi Fi なシステムを追い求めた結果じゃない。自分の好みを追い求めていった結果なんだと思う。難しいこと言わずに音楽を楽しめるシステム。求め過ぎずに、一歩下がって、フッと肩から力を抜いたシステム。それが今のばーそんさんのオーディオ・システム。一言で言えば、センスの固まり。

音を楽しむ、よりも、音楽を楽しむ時間を堪能した。

蛇足

最後に「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man」の BD を観せてもらった。大型テレビと良いオーディオ・システムで見る「攻殻機動隊」は素晴らしかった。映画が楽しく観れるオーディオ・システムとしても、上手く纏まっていると感嘆した。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man [Blu-ray]

SnapDish 〜 食事に特化した写真 SNS、miil の対抗馬

SnapDish 料理カメラ App
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料

ここ二日、食に特化した写真 SNS アプリ「miil」を紹介してきた。miil は iPhone アプリしかないけれど (Android アプリは開発中)、Android・iPhone アプリがともに揃っている同系等のアプリ SnapDish が在存する。本エントリーでは SnapDish のレビューを書く。

なお、このアプリはコグレ・するぷのプロブロガー養成セミナーに参加したおり、他のブロガーさんが紹介エントリーを書いているのを見て知った。こちらも良記事なので併せてどうぞ。

SnapDish の使い方

使い方は簡単。食事の写真を撮って、必要ならその場で加工。説明やタグ付けをしてアップロード。Twitter の様なフォロー型の SNS になっていて、フォローした友達の「食事の写真」を眺めることができる。

ぼくは iPhone しか持っていないので、iPhone アプリ版の使い方を説明する。

まずは「カメラ」を選択。すると、「写真を撮る」か「ライブラリーから選ぶ」かを選択できる。今回は、miil で撮った夜食が既にカメラロールに残っているので、それを再利用したい。なので、「ライブラリーから選ぶ」を選択。

SnapDish

写真を撮る (選択する) と、「クッキング」に移行する。写真の加工ページ。SnapDish の加工はシンプル。タップすると「円状ぼかし」、ダブルタップで「短形ぼかし」。加工ボタンは 3 つ。「レア」「ミディアム」「ウェルダン」。加工ボタンの意味は分かる。分けるけど、刺身とかサラダは「レア」なのか、炊きたてのごはんは「ミディアム」なのか、パスタを「ウェルダン」するとアルデンテでなくなるのではとか、色々疑問は残る。

SnapDish

「次へ」を押すと「アップロード」画面に移行。ここに SnapDish の面白さがギュッと詰まってる。それが手料理の場合は「手料理」ボタンをタップ。「どんな料理?」には料理の名前を記入。ジャンルはタグ式で、「お弁当」「ヘルシー」「簡単料理」「朝ご飯」「お昼ご飯」「晩ご飯」、更に「お誕生日」「パーティー」、もちろん「パン」や「サラダ」といったジャンルも揃ってる。また「レシピ」の入力も可能 (使ったことがないので、説明省略)。「どこ?」では「自宅」の他、近所の場所が表示される。ただし、ヤマダ電機などが候補に挙がるのはよろしくない。「ティファニーで朝食を」とるならまだしもね。「誰と?」との項目では、SnapDish の友達の他、Facebook, Twitter, mixi の友達を設定できるのが嬉しい。

その他、「評価」を五段階で付けられたり、価格をメモできたり、kcal を入力できたり、コメントを残せたりとやりたいことのほとんどが揃ってる。最後に、同時投稿できるサイトの指定。Facebook, Twitter, foursquare, Tumblr, Flickr, mixi, ブログ、メールと多彩。「完了」ボタンを押すと、写真と情報のアップロードが始まる。

SnapDish

結果がコレ。夜食は「バゲットとサラダ」だった。

SnapDish

なかなか美味しそうでしょ。

あとがき

SnapDish は miil に比べて入力できる項目が多い。それは良いことでもあり、悪いことでもある。機会があれば SnapDish と miil の比較エントリーを書いてみたい。

SnapDish 料理カメラ App
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料