2012-11-16

Denon の BD プレーヤー DBP-1611UD と AV アンプ AVR-1713K で高音質に映画を楽しむ

5ch のシアター・システムでバッドマンの映画「ダークナイト」を観させてもらった (ぼくの家ではないのが残念。いいもん、いつかシアター・システム組むもん)。その際、「高音質なサウンド再生」の設定が為されていなかったので、取扱説明書をパラパラめくってぼくが設定を行なった。もう一度やってと言われても、その頃には忘れてそうなのでメモ。

ダークナイト [Blu-ray]

B003GQSYCG
ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-04-21
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

BD 版「ダークナイト」には 3 種の主音声が収録されている。

  1. DOLBY Digital 5.1 (英語)
  2. DOLBY TrueHD 5.1 (英語)
  3. DOLBY DIGITAL 5.1 (日本語)

音声は Dulby TrueHD の方が DOLBY DIGITAL より良い。

使用機器

BD プレーヤーは Denon DBP-1611UDK。定価 5 万円台のプレーヤー。

AV アンプは Denon AVR-1713K。こちらも定価 5 万円台のプレーヤー。

BD プレーヤー DBP-1611UDK から HDMI ケーブルで AV アンプ AVR-1713K へ接続。AV アンプからは画像をプロジェクターへ HDMI で送り出す。音声は AV アンプからスピーカー・ケーブルで 5 つのスピーカーに接続。プロジェクターとスピーカーのメーカー及びモデルは失念した。サブウーファーを使っていたのかどうかは不明。

最初の設定

最初、映画を見る時に聞かせてもらった設定を書いておく。

映画が再生されたら BD プレーヤーのリモコンを操作し、BD の音声メニューを出して「DOLBY TrueHD」を選択。

AV アンプのディスプレイには「MULTI CH IN」の文字と「PCM」マークが出ていた。

AV アンプの表示がおかしい。「MULTI CH IN」は「マルチ・チャンネルの PCM ソースを入力している」ことを表す。AV アンプの「MOVIE」ボタンを長押しすると、リスニング・モードの選択が出来る。ここで、AV アンプが選択可能な入力信号を選択できる。本来なら、ここに「DOLBY TrueHD」が選択肢として現れなければいけない。ところが、選択メニューに「DOLBY TrueHD」はなく「MULTI CH IN」等があるだけだった。

DOLBY TrueHD で聞く

BD プレーヤーのリモコンから「MODE」ボタンを押す。すると、「HD Audio Output」という項目が見つかる。この項目値を見ると「Mix Audio Output」になっていた (デフォールト設定は Mix Audio Output らしい)。これを上下ボタンを押して「HD Audio Output」へと切り替える。ここがキモ。

もう一度 BD の音声メニューを出して「DOLBY TrueHD」を選択する。AV アンプのディスプレイには「TrueHD」の文字が現れ、「PCM」マークが消えた。音もグッと厚みを増して良い感じ。

あとがき

BD プレーヤーと AV アンプがあると高画質・高音質に BD を楽しむことができる。その代わり設定が大変。今回はたまたま気がつくことができたので良かったけど、もし気付かなければ DOLBY TrueHD が再生できるのに DOLBY TrueHD の高音質を聞くことなくずっと過ごしていたかもしれない。そしたら、せっかくの BD プレーヤーも AV アンプも、そして DOLBY TrueHD に対応している「ダークナイト」も本来の実力を発揮できず、もったいない。

この手の音声設定は「Setup」画面から出来る様になっているもの。まさか映画観賞中に「MODE」ボタンを押すとは思わなかった。とはいえ、これは Denon を責めているわけじゃない。今回 Denon の製品を例に出したのは、そこで使っていた機器が Denon 製だったから。他意はない。ぼくは Marantz の BD プレーヤーを使っているけど、やっぱり設定画面が複雑。

思うに、シアター周りの規格が多すぎる。画像関連の規格もそうだし、音声関連の規格もそう。必然、再生機器の設定も複雑になる。ましてや、プレーヤーとアンプが別れていては、どちらの設定ミスか (もしかしたら両方の設定ミス) 分からない。願わくば、少しでも分かり易い設定画面を作られんことを!!

最後に本エントリーが、もし BD を再生していて同様のトラブルに嵌っていたり、知らずに高額のシアター・システムの実力を活かしきれていない人達への「気付き」の一助となったならば嬉しい。

ref

No comments:

Post a Comment